バンコクからの夜行バスは早朝にチェンマイに到着。
チェンマイを訪れるのは2度目。初めてタイに来た時にも訪れました。
初めてのチェンマイの思い出
初めての海外旅行でチェンマイを訪れた私は、タクシードライバーのおじさんが紹介してくれたエレファントホテルという名前のホテルに泊りました。
チェンマイに到着し、適当に宿を探そう!と町をうろうろしていると、人のよさそうなタクシードライバーのおじさんが声をかけてきました。
『一緒に探すよ』とおじさんは言い、私をタクシーに乗せ、何軒もホテルを回ってくれました。
しかし、おじさんの紹介するホテルはとても高く、どれも私の予算外でした。そのなかで一番安かったホテルがエレファントホテル。
確かそれでも600Bくらい。今考えると高いですよね。
ホテルが決まると、おじさんは、明日の予定を聞いてきます。
チェンマイの観光をするよ、と答えると、こうこうこういうコースで回るから、いくらいくらでどう?と持ちかけてきました。
高いから厳しいな、っというと、値段は下がり、まあいいかな、という金額までいったところで、交渉成立。
今なんてタクシーチャーターして回るなんてことは考えられませんが、いかんせん初海外。うまく交渉できた、へへ、なーんて思っていました。
結果的に、ガイドのようなこともしてくれ、写真もいっぱいとれたので、大満足でした。いいカモだったのかも。
翌日は、一人でナイトバザールを歩きまわっていると、石で作ったアクセサリーを作っている店があり、全部可愛くって、どうしようか迷っていると、トルコ系?の店員のお兄さんが、気にいった石があれば組み合わせて、オリジナルが作られるよ、と。
薄めのグリーンとオレンジを組み合わせて、ネックレスとブレスレットを作ってもらい購入。
遅くまでバザールをうろうろして、帰るとエレファントホテルのお姉さん(妊婦さん)が私の帰りを待ってくれ、なんだか申し訳ない気持ちになったことを覚えています。
バンコクより、少し落ち着いたこの町が、すごく気に入った旅でした。
エレファントホテルが見つからない
バンコクでもやもやした気持ちをいまだに引きずっている私は、昔の思い出めぐりをしようと思いました。
エレファントホテルを見つけよう。
なんとなくの場所は覚えていたので、ぐるぐるぐると探していると、トルコ系のお兄さんの石のお店は、ハチミツ屋になっていました。
そうだよね、もう8年以上も前のことだもんね。
せめてエレファントホテルは見つかってほしい。
そう思い、歩けども、いっこうに見つかりません。
どこにいってしまったんでしょう。
結局、見つからないまま、宿に戻りました。
最初の旅はもっと毎日が新しくて、きらきらしていて、もっと必死だったりしたんだけど、今の私は、なんとなくタイを旅行しているような気がします。
だからエレファントホテルを見つけたかったんです。
あのときの気持ちを取り戻せるかもしれないと思ったんです。
早く、違う場所へ行こう。
行ったことのないところへ行こう。
なるべく早くタイを出て、中国へ行こう。
そう思いながら眠りにつきました。