【中国雲南省】中国人メガネ男子との淡い時間②

続きです。


【中国雲南省】中国人メガネ男子との淡い時間①

なかなか帰ってこないメガネ男子ズーシェン。

私は、あきらめて宿を去ろうと考えていました。

 

19時55分前

フロントに預けておいたバックパックをとりました。

フロントの女の子も、私が待っているのを察したようで、どうしたんだろうね、と。

 

 

 

もう出ようかな。もう来ないよね。

 

 

 

 

 

いや、一応、20時ちょうどまで待ってみよう。

それで来なかったら、もういいや。あきらめがつくもんね。

せめてお礼だけでも言いたかったんだけど・・・・・

 

 

所詮、働いているひとと、宿泊者です。

きっと忘れているんだろう。

 

 

 

 

19時58分

 

『コンニチハ!!』

 

外から走りこんできたのは、汗だくのズーシェン。

 

 

『ズーシェン!もう戻ってこないかと思った!』

(たぶんわたしはものすごい笑顔になってたと思う)

『ノーノーノー僕は戻ってくるよ!!!』

 

 

 

『暑い!シャワー浴びてくるね、まってて』

(そんなに暑くないけど、汗だく。たぶん走ってきたからだ)

『いや、もうあと5分くらいで出るんだけど!』

 

 

『え、もう出るの?』

 

『そだよ!20時にでるっていったでしょ!』

 

 

『でも、飛行機は、

 

 22時!』(同時に)

 

声がかぶったので、笑ってしまうと、ズーシェンは隣に座った。

 

『風邪もう治ったの?チベットの方いくなら、絶対風邪は治してからにするんだよ』

『高山病と重なると、本当にやばいから』

『たくさん写真とって、送ってよね』

 

クーラーの効きすぎで、ずっと鼻が出ていた私を最後まで気遣ってくれる。

 

私のバックパックを持つと『これ何キロあるの!20キロくらいあるでしょ!おっも!』と冗談を言いながら、タクシーを捕まえてくれる。

 

 

『じゃあ、本当にありがとうね。』

 

 

お別れは握手。サンキューと謝々をたくさん言って。

 

 

 

空港へ向かうタクシーの中で色々と想いをめぐらす。

 

 

ちゃんと伝わっているかな、ありがとうって。

もっと会えてよかったよ、とか、言えたらよかった。

 

 

こういうことないようにしよう。

ああ言えば良かった、こうすれば良かったって。

思っていることをきちんと伝えよう。

 

 

でもまた、来るね、とは言えないよね。

きっと、いつかあなたは私のことを忘れるでしょう。

こうしている間にも、記憶は薄れていきます。

恋じゃないけれど、恋に似たなにか。

 

本当にいっぱいのありがとうは伝わっているかな。

 

そこに住んでいる人と、通り過ぎる人。

たくさん、優しさはもらうけれど、それは返していけるのかな。

 

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