【ネパール】花売りの女の子の話

カトマンズからいよいよポカラに移動する。カトマンズでは、日本食を食べまくり、少しのおイタもあったりしたが、充分満喫したと思う。

 

朝5時に置き、宿をチェックアウトし、バス乗り場へ向かう。

荷物がカトマンズで沈没していた私の肩にはひどく重く、少し減らさなければと思う。

 

ポカラ行きのバスは何台もあり、その中で自分のバスを見つけ、乗り込む。運転席の隣に案内された。

運転席の近くには、オーストラリア人の学生の男の子(農業を勉強していると言っていた)と中国人の女の子が座った。

オーストラリア人の学生は私の話すことに逐一『it’s nice!』『so coool!!』ととびっきりの笑顔で相槌をうってくれるので、なんだか、柄にもなく少し照れてしまった。

中国人の女の子は、皆にオレオを分けていた。

勝手ながら中国の人って本当、食べ物を分けてくれるイメージをもっている。

中国にいたときは、必ずといっていいほど、何かしらもらっていた。ひまわりの種とか鳥の足とか。これは国民性なのか??

 

私たちを乗せたバスは途中でランチ休憩に入る。カトマンズで日本食に慣れすぎたせいか、フライドライスのハーフサイズもきつかった。

 

花売りの女の子の話

 

ポカラにつき、オールドバザールをうろうろし、歩いて、メインロードまで戻ろうとうろうろしていると、デパートやZARA(もちろん偽物)があり、その周辺をうろうろしていると、花をカゴいっぱいに詰めた女の子が近寄ってきた。

 

いらないよ~っと言うが、私のあとをひたすらについてくる。

 

『チャイナ?ジャパン?コリア??』

『ハウ オールド アーユー?』

ひたすらに、つたない英語で話しかけてくる。

名前を聞いたが、長くて覚えられなかった。

どこかのお寺の方に住んでいて、毎朝花をつんで、町へ来るのだそう。

お母さんは?と聞くと、寝ているようなしぐさをする。

 

『ディス フラワー フォー ユー ノーマニー』

カゴにあった花をひとつくれた。

お金払うよ、っていうけど、フリーだからいいよっていう。

 

大切な売り物なのに。

なんだか可愛くって、かばんの中に入れていた飴や、のみかけだったコーラをあげる。

しばらく座って話をするも、日も暮れてきたので、町に戻ろうとする。

 

『お寺には来ない?もし興味があるなら行こうよ』

と、離れたくなさげ。

 

 

もう戻らないといけないからね、じゃあね、といい、握手をすると、手を離さない。

 

少しの間だけ手をつないで、歩く。

 

じゃあね、戻るから

 

 

と、その手を振りほどき、お別れをした。

 

その顔が、寂しそうに見えた。

 

一人になった帰り道

 

歩きながら、花売りの女の子のことを考えた。

 

年齢の割に細かった彼女は、きちんと食べられているのだろうか。

人懐っこいのは、人恋しいんじゃないだろうか。

 

愛情はたくさんうけているのかな。

 

もっと手をたくさんつないであげればよかった。

 

あっさり、じゃあね、としてしまったことを後悔した。

 

もちろん、彼女のような物売りや、乞食のような子どもってたくさんいる。

そのすべてに優しくはできないけれど、少しの間だけでも懐いてくれた彼女に対して、母性に似た感情が湧いてきたのは、確かだ。

 

自分勝手だけれど、このまま、すれないで、素直に、まっすぐに育ってほしいと願った。

 

 

 

宿に戻り、トレイに水を張り、彼女からもらった花を活けた。

 

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